2023年3月11日公開
2023年4月23日修正
JRシティネットワーク広島エリアおよび周辺地区の改正内容は、おおむね以下の通りでした。
山陽本線・呉線・可部線は、ほぼ現状維持となっています。
芸備線は、多くの変化があります。一長一短がありますが、JRシティネットワーク広島エリア内では、利便性が低下します。
公式資料はこちらをご確認ください。
1.「ダイヤ改正のご案内:JRおでかけネット」https://www.jr-odekake.net/railroad/2023_03_18_dia/(閲覧日2023/03/10)
→2023/04/23 ページが削除されていることを確認しました。
2.「2023年春のダイヤ改正について:JR西日本」https://www.westjr.co.jp/press/article/2022/12/page_21495.html(閲覧日2023/03/10)
平日ダイヤ・土休日ダイヤとも、大きな変化はありません。一部列車に数分の時刻変更があります。
2023年3月19日には東広島バイパスが開通し、山陽本線への影響は不可避と考えられます。今回のダイヤ改正には、バイパス開通へ対抗する一手はありませんでした。
土休日ダイヤでは、時刻変更によって以下の列車の乗り継ぎが可能になりました。
ダイヤ改正前:
列車 | 岩国発 | 広島着/発 | 白市着 |
普通 南岩国発白市行き1516M |
8:25 |
9:15/9:20 (4番のりば) |
10:05 |
快速シティライナー
岩国発広島行き5300M |
8:38 |
9:21 (5番のりば) |
広島駅では、快速シティライナー到着の1分前に普通列車が発車する。そのため、快速シティライナーから普通列車への乗り継ぎはできない。
ダイヤ改正後:
列車 | 岩国発 | 広島着/発 | 白市着 |
普通 南岩国発白市行き1516M |
8:25 |
9:15/9:20 (4番のりば) |
10:05 |
快速シティライナー
岩国発広島行き5300M |
8:36 |
9:18 (5番のりば) |
広島駅では、普通列車が発車する2分前に快速シティライナーが到着する。4番のりばと5番のりばは同じホームにあるため、快速シティライナーから普通列車への乗り継ぎができる。
下記の改正に伴い、多くの列車に変更があります。
広島ー三次間では、一部の普通列車が快速みよしライナーに変更されます。これにより、快速停車駅相互の移動時間が短縮されます。また、夕方の下り列車が1本増便されます。
一方で、快速列車の増加分だけ普通列車は減便となります。増便される下り列車も、別の時間帯の列車が減便されています。そのため、路線全体の列車本数に変化はありません。
そのほか、下り最終列車の運転区間短縮が行われます。狩留家ー三次間では広島行き最終列車の時間が早まります。
表1 芸備線上り(三次方面)ダイヤ改正後の列車本数と増減
(区間\ダイヤ) | 平日 | 土休日 | |
広島ー下深川 | 43(0) | 41(0) | |
下深川ー三次 | 普通 | 23(-2) | 19(-2) |
快速 | 4(+2) | 6(+2) |
※途中駅始発または終着の区間列車も含む。 (本)
表2 芸備線下り(広島方面)ダイヤ改正後の列車本数と増減
(区間\ダイヤ) | 平日 | 土休日 | |
広島ー下深川 | 45(0) | 42(0) | |
下深川ー三次 | 普通 | 24(-1) | 20(0) |
快速 | 3(+1) | 4(0) |
※途中駅始発または終着の区間列車も含む。 (本)
これらの変化の影響を受けてか、広島ー下深川間における日中のパターンダイヤが崩壊します。
同区間では、日中の列車は20〜30分間隔で規則的に運行されていました。しかし、ダイヤ改正後は列車の間隔が不規則になります。19分で次の列車が来る場合もあれば、42分待ちとなる場合もあります。列車本数に変化はありません。
表3 芸備線ダイヤ改正前の広島駅発車時刻(平日ダイヤ)
時 | 分 |
10 | 05 25 45 |
11 | 05 30 |
12 | 05 35 |
13 | 05 35 |
14 | 05 35 |
15 | 05 25 45 |
表4 芸備線ダイヤ改正後の広島駅発車時刻(平日ダイヤ)
時 | 分 |
10 | 00 22 41 |
11 | 02 22 |
12 | 04 41 |
13 | 00 36 58 |
14 | 38 58 |
15 | 19 39 |
平日ダイヤ・土休日ダイヤとも、大きな変化はありません。一部列車に数分の時刻変更があります。
広島7:37発の普通列車広行き614Mは、これまで平日・土休日とも山陽本線の岩国始発でした。ダイヤ改正後は、土休日の直通運転が行われません。
なお、広ー三原間では、列車2本の運転区間短縮や1本の減便が行われます。
これにより、上下線を合わせた列車本数は広ー安浦間で1本、安浦ー三原間で3本減少します。減便により、日中には三原方面の列車がおよそ1時間30分間隔となる時間帯があります。
平日ダイヤ・土休日ダイヤとも、大きな変化はありません。一部列車に数分の時刻変更があります。
広島7:09発の普通列車梅林行き2747Mは、これまで平日・土休日とも呉線の広始発でした。ダイヤ改正後は、土休日の直通運転が行われません。